2009年9月22日火曜日

夏のボーリング調査

PDの本郷です.

8月に新学術領域サンゴ礁学C01班調査の一環で
石垣島にてサンゴ礁掘削調査をおこなってきましたので,
紹介します.

今回は岡山大学の菅先生といっしょに油圧式掘削マシンを使って,
白保や名蔵など5地点で掘りました.
おもに礁嶺をねらって掘りました.干潮時には体が水面上に出ていますので,
踏ん張りがきいて比較的容易に掘ることができますが,
潮が満ちてくるとともに,踏ん張りがきかなくなってしまい
思うようには掘ることができません.
そこで,パイプなどを用いて足場をつくり掘ることがポイントです(写真のように).
また通常のダイビングよりもオーバーウェイト(10kgぐらい)にすることも必要です.




通常はサンプルがとれたら船上にて収納箱にしまいますが,
今回は水中で使える箱をもちいて収納までを海底にて行いました.
よいサンプルがとれたら船上では「ヤッター!」,「よし!!」と
声をあげて喜びますが,今回は水中なので「・・・」,
無言でお互いをみつめながら「ウン!ウン!」とうなずいて喜びました.