2009年12月10日木曜日

サンゴ礁学会





サンゴ礁学会11/27~29@本部でありました。

◆茅根研発表内容◆
茅根:地球温暖化に対するサンゴ礁の応答
波利井・井手・本郷・茅根:石垣島白保の定測線における11年間のサンゴ群集被度変化.
山本・山内・本郷・茅根・渡邉・所・加藤・根岸・野崎:石垣島白保サンゴ礁における群集スケールでの酸性化応答〜実験,現場実験,観測の比較〜.
井上・東京大学海洋調査探検部硫黄鳥島遠征隊・茅根:トカラ火山列島硫黄鳥島における高温・酸性化での造礁サンゴからソフトコーラルへの群集シフト.
本郷・茅根:完新世におけるサンゴ礁形成史と種多様性の変化.
青木・中村・茅根・磯部・福島:那覇沖チービシ,ルカン礁と西表島北東バラス島における州島形成要因.
細井・中村・茅根・山野・高畑・砂野:ツバルにおけるハマサンゴ年輪のδ15N変動と人為影響.
中村・茅根・飯島・McClanahan・Behera・山形:ケニヤのサンゴ年輪に記録された20世紀後半のインド洋のモードシフト.

27日には新学術領域のシンポジウムもあり、活発な議論となりました。時間が足りなかったですね汗。

学会での出会い(人・研究ともに)とってもよい刺激となりました。がんばります。

井上

2009年11月10日火曜日

茅根さん お誕生日



昨日は我らが茅根さんのお誕生日でした◎
お祝いは池之端門の目の前のかもめ亭にて。
5人で4Lのワイン開けちゃいましたね。。。

研究室の皆の意見で泡盛と琉球グラスをプレゼント。
それと探検部からは感謝の熱い思いがこもった海パンを。

思いが熱すぎて溶けてしまいました。
探検部の皆様、ごめんなさい。

満腹満腹。

2009年10月21日水曜日

総長賞受賞

東京大学海洋調査探検部 硫黄鳥島遠征隊(隊長 井上志保里)および同部の40年にわたる海洋調査探検活動に対して,2009年前期の総長賞が授与されました.



総長賞は,本学の学生を対象として,学業や課外活動で優れた成績,評価を受けた個人または団体に,総長が表彰するもので,2002年に設けられました.前期は課外活動に,後期は学業優秀者に授与され,
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/h12_j.html
今回は,3人の個人と2件の団体が受賞しました.
http://www.u-tokyo.ac.jp/stu01/PDF/dai1kai.pdf

硫黄鳥島遠征については,本日記の8月15日に投稿されています.
活火山の無人島,硫黄鳥島に遠征し,現地に野営してダイビングによる調査を行って,同島の魚種のデータベースを作成(188種を同定)するとともに,温泉の影響で酸性・高温の海域で,造礁サンゴから,石灰化しないソフトコーラルに群集シフトしていることを発見しました.地球温暖化によって酸性化したサンゴ礁の行く末を占う事例を,フィールドで観察できたことは,学術的にきわめて重要な発見です.

海洋調査探検部は,1969年創立以来,日本・海外各地で合宿と遠征を行い,キャンプしてダイビング技術の研鑽と調査探検活動を続け,5年ごとにシンポジウムを行い社会へも成果を発信し続けてきました.上級生の指導で部内で潜水資格をとらせる高いスキルと,徹底した安全対策で,これまでに重大な事故は一度も起こしていません.

今回の受賞は,遠征の成果と探検部の活動があわせて評価されたものです.

10月20日に行われた授賞式には,受賞した8名の遠征隊員,現役部員はもちろん,OBも多数駆けつけ,受賞の喜びを分かち合いました.
私も,OB,顧問として,また今回の授賞の推薦者として,心から嬉しく思います.
また,今後も安全の基盤のもとで,未知の海へのチャレンジを,続けていきたいと思います.

祝賀会の様子と,探検部祝賀会で記念品をかじる隊長の写真を追加しました.






茅根 創

2009年10月12日月曜日

ツバル調査

9月20日〜10月7日,JICA-JST地球規模課題科学技術協力「海面上昇に対するツバル国の生態工学的維持」でツバルに行っていました.
今回は,平行して行われる開発調査チームと合同での調査でした.

フォンガファレ中心部は,第二次大戦中の無理な沖出しの埋立が崩壊,最近になって安直なブロック護岸が行われ,これも崩壊して無惨な姿をさらしています.



しかし,ごくわずかに砂浜があり,フォンガファレ島は基本的には砂が集まる場所であることがわかります.



砂浜の再生には,かなりの量の砂の導入が必須です.
自然の州島では,大洋側礁原で大量に生産される有孔虫砂は,島と島の間のチャネルを通っていったんラグーン側に運ばれ,その後沿岸流でラグーン側海岸を運ばれ,島を創ります.

しかし外洋側からの砂の移動は,コーズウェイ(埋め立て道路)で途切れています.
コーズウェイの影響を評価するために,周囲の測量を行いました.



しかしその日は雨と風が強く,その日は部屋に戻ってツバルではじめてエアコンを「暖房」にいれたほどです.


有孔虫の生態調査は,測線調査のほか,
これからツバルにいれる有孔虫の増殖水槽の打合せと,移植マットの設置を,カウンターパートと一緒にやりました.




調査期間中の10月1日,ツバルの31周年の独立記念日があり,式典に招待され,大統領の真後ろで出席しました.
写真は20人ほどの警官隊のパレードの様子です.



記念スピーチの中で,我々の2つのプロジェクトの紹介もありました.


5年後にツバルに砂浜を再生させ,それをツバルの人たちが自立的に維持していくことが,
本プロジェクトの目的です.

茅根

2009年9月29日火曜日

サマースクール

こんにちは.

8/22〜25に行われた「サンゴ礁学サマースクール」について紹介致します.

場所は沖縄県石垣島の白保で開催されました.
まず,サンゴ礁に関わる様々な分野の研究者の方達の講義・ワークショップがありました.
現在のサンゴ礁における問題や未解明な点を非常に詳しく学ぶよい機会となりました.

次に,フィールドに足を運び,調査の見学やスノーケリングを体験しました.
座学では終わらず自分の五感を使って学べるというのはこの分野の醍醐味と言えるでしょう.

最後に,地元の方達との交流や意見交換会が行われました.
おばぁ達の料理や地域の踊りなどどれも印象的で,白保住民の方達とのよい交流の場となりました.


この4日間全てが新鮮で刺激的な日々でした.
このような機会を設けて下さった茅根先生,サンゴ礁学関係者,白保住民の方に心より感謝致します.
本当にありがとうございました.


以下にサマースクールのURLを記載します.
もっと具体的な内容や写真を見たい方は是非アクセスして下さい.
よろしくお願い致します.
http://coralreefscience.seesaa.net/article/127117223.html


修士1年 青木

2009年9月24日木曜日

沖縄州島巡検

こんにちわ.
修士1年の青木です.

今回私がお伝えするのは,
8/19,20に行ってきた沖縄での州島巡検です.
具体的にはルカン礁,チービシ(ナガンヌ島・クエフ島・神山島),バラス島です.
また州島ではないのですが星砂の浜にも行きました.

「州島(cay)」という単語を知らない方も多いと思うので簡単に説明すると,
『サンゴ砂礫が集まってできた小島』
です.

「サンゴの砂や礫で島ができるなんて信じられない!?」
と一瞬でも思った方・・・,
是非一度実際に行って,自分の目で確認してみて下さい!
今回の巡検で回った島の内,ナガンヌ島やバラス島では観光客も多く,スノーケリングを楽しんでいる人達もたくさんいたので行きやすいとは思います.

巡検の内容としましては,
それぞれの州島のリーフの状態,地形と堆積物,波向きなどを観察し,
その結果をもとに州島がどのようにして形成されてきたのかを考察しました.
それぞれの州島で共通点もあれば相違点もあり,様々な要因が複雑に絡んで州島を形成しており,多くの未解明な点が残りました.
今後はそれらに対してアプローチをしていこうと思います.

ルカン礁



ナガンヌ島


バラス島



おまけ
星砂の浜から見える夕日

2009年9月22日火曜日

夏のボーリング調査

PDの本郷です.

8月に新学術領域サンゴ礁学C01班調査の一環で
石垣島にてサンゴ礁掘削調査をおこなってきましたので,
紹介します.

今回は岡山大学の菅先生といっしょに油圧式掘削マシンを使って,
白保や名蔵など5地点で掘りました.
おもに礁嶺をねらって掘りました.干潮時には体が水面上に出ていますので,
踏ん張りがきいて比較的容易に掘ることができますが,
潮が満ちてくるとともに,踏ん張りがきかなくなってしまい
思うようには掘ることができません.
そこで,パイプなどを用いて足場をつくり掘ることがポイントです(写真のように).
また通常のダイビングよりもオーバーウェイト(10kgぐらい)にすることも必要です.




通常はサンプルがとれたら船上にて収納箱にしまいますが,
今回は水中で使える箱をもちいて収納までを海底にて行いました.
よいサンプルがとれたら船上では「ヤッター!」,「よし!!」と
声をあげて喜びますが,今回は水中なので「・・・」,
無言でお互いをみつめながら「ウン!ウン!」とうなずいて喜びました.

2009年9月21日月曜日

ツバル



2009旅行博に行って参りました!!
というのも、茅根さんが研究代表者をされているプロジェクト、地球規模課題対応国際科学技術協力事業 「海面上昇に対するツバル国の生態工学的維持」をパシフィックインターナショナル株式会社松田さん経由で、ツバル国のブースにてポスターとパンフレットで紹介してきたからです。
研究者以外の多くの方々にツバル国の現状を知ってもらう、とてもよい機会でした。写真はツバルブースにて。左はサモアの環境機関の方。


ちなみに。。。世界各国の美男美女と♡サウジアラビア王子サンバ美女韓国猫娘&バニーetc.♡♥♡楽しいイベントでした◎


2009年8月15日土曜日

硫黄鳥島調査遠征

沖縄県最北端、トカラ火山列島帯の最南端に位置する活火山の無人島、硫黄鳥島の調査に行ってきました◎
調査では面白い発見が○続報をお楽しみにです。
炊事風景

貴重な雨水に群がり塩を落とす隊員達



最寄りの徳之島で引き続き夏合宿を行いまして、
島のお祭りや

徳之島高校の学生の前での講演会を行いました。


皆とてもキラキラした目をしていました。
とても活気のある島で、今後もわくわくです。
またお邪魔したときは、よろしくお願いします

井上

2009年8月5日水曜日

隅田川花火みてきました。

夏になりました。
甲子園の季節です。
個人的には八千代東を応援します!
八千代東は千葉の高校で、予選では激戦・熱戦の連続。
ピッチャーの村上君が・・・・

って、その話はおいといて、夏といったらやっぱり花火です。


というわけで、隅田川花火に行ってきました。

参加者:茅根さんファミリー、青木、山内、山本







調査や実習などでたいへんお世話になっている芙蓉海洋開発さんが
隅田川のすぐそばにあり、そこの屋上から見物。
すごくきれいでした!!
屋外のビール、格別でした^^

どうもありがとうございました!!!
今後ともお願いいたしますm(__)m


もう8月ですが、気合入れて夏を満喫しましょう!


やまもと

2009年7月9日木曜日

石垣島いってきました。

こんばんは、茅根研D1のやまもとです。
気づけばもう7月です。

ってことで、1日~6日まで石垣島にいってきました(笑)
             ↑せっかくなので集合写真をとってみました。
              ちょっと斜めなのは気にしない。。。

実は、6年前にも石垣島には調査で行ったことがあります。
偶然同じ場所で写真撮りました。
6年経つとこうなります。

Before(22歳!)














   


After....






















だらしない腹回り・・・。
きっと夢と希望とビールと粉モノがつまっているのでしょう。
サッポロ派のやまもと でした。

2009年6月17日水曜日

サンゴカット@土浦





昨日、茨城県土浦市の石豊石材さんにお世話になりハマサンゴをカットしてきました。この写真では分かりずらいのですが、このハマサンゴは大学では処理できない程大きい(直径80cm程の球体です)ため石材屋の巨大カッターのお世話になったのです。なんと写真の緑色の円盤状のカッターは人の大きさ位あります。いい研究になるといいですね。

少し衒学的になってしまいますが、というか私も以前から知っていた訳ではありませんが、茨城県の桜川市(土浦市より北)の真壁では古くから筑波山とその北に連なる山々から取れる白色の花崗岩のおかげで石材の産地として有名だったそうです。江戸時代には石材加工専門の人達も現れ、火薬で大々的に採石するようになった明治時代以降はさらに盛んになっていったようです。詳しくはhttp://makabeishi.com/makabehistory.htm
大学からは真壁まで行くのはちょっと遠いので土浦の石材屋さんにお世話になっています。


細井












2009年5月17日日曜日

地球惑星科学連合大会

 先日,初の学会発表を経験してきました。
「プレート収束帯のテクトニクス」のポスター発表です。
今まで自分が気にしていなかったことについて、
貴重なコメントを頂けました。幸せ者です。
聴いてくださった皆様、本島にありがとうございます。

大変勉強になりました。
今後も機会があれば積極的に参加したいと思います。

井上

2009年5月12日火曜日

地球惑星環境学科ガイダンス

本日は、理学部地球惑星環境学科のガイダンスでした。
茅根さんが学科の大枠をお話しし
池田先生はカリキュラムのお話を
三河内先生、平沢さん(大路研D3)はご自分の研究のお話を
学部4年の烏田は学科の生活を
井上は自分の卒論の話をしてきました。
非常にwell organizedされたガイダンスで、ガイダンスの感触自体は非常にいいものでした。
「でも人数とは比例しない」のが、長年教務をやられている茅根さんの経験談…
就職なんか気にしないで大学にいる間だけでも好きなことを楽しくやってほしいものですよね。
元気のいいい後輩が入って来るのが楽しみです。

2009年5月10日日曜日

硫黄鳥島打ち合わせ


本日、井上は、8月頭に行う予定の、硫黄鳥島のサンゴ礁地形・生態調査に向けての打ち合わせを行いました。
調査同行メンバーは探検部員にお願いしていますです。
何ぶん、昨年は探検部と色々あったもので、部員が信用出来ない、一緒に行きたくないというわだかまりもあったのですが、ミーティングを重ねるごとに、信頼とやる気を取り戻してきた感じです。
話すということは、実に大事ですね。
今年はなるべく合宿に参加します。
自分達で計画を立てて行くことで、後輩も自分も成長している感じが実に楽しいです。
しんどいところもありますが。。。

井上

2009年5月9日土曜日

地球惑星科学シンポジウム@駒場

 毎年、茅根さん主催で開催されています、地球惑星科学シンポジウム@駒場が、昨日行われました。茅根さんは「温暖化で沈むツバルの真実」のお話をされました。探検部の後輩も来ていました。温暖化は一枚岩では語れない、ということが分かり、地球科学に携わらない人にとっても、大変興味深いものだったようです。某、長崎大の4年生が、このシンポジウムのためだけに東京に出て来ていました。アっつツイですネ!!盛りだくさんでおもしろい話がありすぎて、研究室は若干迷い出したよう???なんにせよ、地球惑星科学が面白くて仕方がないよう。こういう人が集まると盛り上がりますよね、来年会えるの楽しみにしてまさぁ、がんばってください!!

井上

2009年4月30日木曜日

笹川科学研究助成「研究奨励の会」


本日、ANAコンティネンタルホテルにて笹川科学研究助成研究奨励の会がありました◎
わたくし井上、「トカラ火山列島最南端に位置する無人島硫黄鳥島のサンゴ礁地形/生態調査」の研究テーマが、おめでたく採択されまして、出席して参りました!
写真中央が日本科学協会会長、大島美恵子さん、左が、昨年度採択され特に優れた研究と評価され笹川科学研究奨励賞を受賞された東京大学地球惑星科学、滝川晶さんです。(撮影は、茅根さんですm(_ _)m)
今日お話してみて、意欲、熱意を忘れてはいけないということを実に感じました。
滝川さんはとてもキラキラ☆した人です。輝いてます。


あ、高級なホテルで、料理、すごかったです。
井上はケーキバイキング状態でした◎

2009年4月29日水曜日

茅根アクアリウム@738



生命圏、システムの院生、地球惑星環境学科の学部生と計7名で、油壺へ行って、アクアリウム内で飼育する生物を採取してきました。
738号室に設置されました茅根アクアリウム、
癒し系のアオモに加え、イカ界最小のヒメイカちゃん、何かの魚の稚魚(ハゼ?)、テッポウエビとハゼの共生、ヒトデ、マルコブシガニの食事の様子がみられます!!!
今後が楽しみです◎つかれた時は738にきて癒されてください。

井上

2009年4月20日月曜日

はじめまして!!

今年度から研究室にお世話になっている修士1年の青木です。
出身は埼玉県で、今年の三月に東京大学を卒業し、大学院は理学系研究科の地球惑星科学専攻に在籍しています。

大学院で初めて地球科学の分野を学ぶので、今は授業を受けたり、関連書籍を読んだりというような基礎知識を身につける毎日です。
今後はサンゴ礁に関する知見を深めていき、自分の行いたい研究テーマを少しずつ絞っていこうと考えています。

初心者なので周りの方々に何かとご迷惑をお掛けしてしまうと思いますが、何卒よろしくお願いします。

青木

2009年3月10日火曜日

タヒチの学会参加:本郷

本郷は,3月2日から6日の日程でタヒチにて開催された,
The 11th Pacific Science Inter-Congressに,
参加して発表してきました.


この学会では以下の5つのカテゴリーについて,合計700名程度が参加して議論が行われました.
・Ecosystem, Biodiversity and Sustainable development
・Climate change and Ocean Acidification
・Health Challenges
・Culture and Politics
・Governance and Economy


私は,Ecosystem, Biodiversity and Sustainable developmentのSessionにて
博士論文の内容をポスターにて紹介してきました.
タイトル:Spatial and temporal variations of coral species diversity in the Pacific during the past 10,00 diversity in the Pacific during the past 10,000 years



---感想-----

発表は,ビーチに設けられたテントの中で行われたため,海からの風を心地よく感じながら,
メモを取ることができました.
しかしながら,ポスター発表の日には,雨が降っていました.
そのため,テントを締め切ったことにより蒸し暑く,
あまり良いコンディションではありませんでした.
よって,聴衆はあまり訪れず,また発表者の姿もほとんど目に付きませんでした.



毎晩,ディナータイムにタヒチアンショーが行われ,
皆さん大いに楽しんでいたみたいです.
私も,代表選手10名の一人として,ステージ上にあがって踊ってきました.



--本郷--

2009年2月27日金曜日

新学術領域打ち合わせ@岡山&ツバル有孔虫班打ち合わせ@福岡











23日は岡山大学の菅先生の研究室にて、東京から茅根研、福岡から杉原研が集い、新学術領域C01班の打ち合わせがありました。皆様、やりたいことで、あふれていて、聞く側としても楽しかったです。
菅先生のお部屋にはサンゴコアがいっぱい。。。その、ひとつひとつに驚きのエピソードがありましたヮ(゚д゚)ォ!フィールド調査は、実行するまでもが実に大変なのですね。
夜の部は、居酒屋はまゆうにて♪ 魚も、お酒(30本ほどの瓶が机にずらっと。。。)も、美味し過ぎです。。。我を忘れました。皆様にご迷惑おかけしたのではないかと。。。すみませんでした。にごり酒、危険です。
翌日は福岡にて、海洋プランニングの井手さんのもとへ。沖縄からは琉大の藤田さんもいらさり、ツバル有孔虫班が集合しました!3月の調査の打ち合わせです。井手さんの、手作りの水槽もみせていただきました。丸々と太った有孔虫が元気よく-☆飼育に多くの工夫がなされていて、とても興味深かったです。
夜の部は、まったりと屋台めぐり。楽しかった&美味しかったですね(ノ´∀`*)
東京には、ない制度ばかりでした。

そのまた翌日は、生きた有孔虫を初めて、じっくり顕微鏡下で見ました!やっぱり、生きていると艶が違います。
井手さん、貴重な経験ありがとうございました!!これから修行積みます。

井上

2009年2月9日月曜日

博士論文審査会終了


本日2/9(月)10時-12時に,私(本郷宙軌)が,
博士論文審査会にて,以下の発表を行いました.

タイトル:
Sedimentary and ecological formation process of Holocene
coral reefs in the western Pacific
西太平洋における完新世サンゴ礁の堆積学的・生態学的形成過程


「従来の説」
サンゴ礁の形成は,種多様性(種数が多い&被度が高い)が高い
ことが重要.


「本研究の主張」
サンゴ礁の形成に,種多様性の低いことも高いことも無関係である.
サンゴ礁の形成に必要なことは,形成速度(2-12m/1000年)をもつ
サンゴである.さらに,そのサンゴは5-15種程度であった.





2009年2月7日土曜日

卒業論文

タイトル:

Holocene uplifted coral reef in Lanyu and Lutao Islands,
off the southeast of Taiwan
台湾南東蘭嶼、緑島における完新世離水サンゴ礁
で、昨日卒業論文を提出いたしました。
台東沖にある、ルソン火山弧上の2つの島の離水サンゴ礁から、完新世の隆起速度と隆起様式を推定しました。

中身としては、茅根さんをはじめとし、多くの方々に見ていただいたおかげで、
我ながらおもしろいと思っています。
皆様、ご協力、本当にありがとうございました。
考察をする時間は、自分でも驚くぐらい楽しかったです。

が、論文の体裁を整えるということが、あんなにも時間と労力ががかかるとは思っていませんでした。。。。
その点が不十分な状態で提出してしまったことを、大変お詫び申し上げます。
来週の発表の準備とともに修正いたします。

写真は、緑島の最高位にあった化石サンゴで、
左は、本研究のキーとなったニオウミドリイシ(Isopora)、
右は、コモンキクメイシ(Goniastrea retiformis)、
そして、下は、今はなき、茅根さんにお借りした、たがねです。。。

この24時間後に行方が分からなくなってしまいました。。。あらためて、申し訳ありませんでした。
井上

2009年1月26日月曜日

修論

M2 柴崎

本日, 「琉球列島石垣島白保サンゴ礁におけるサンゴ群集の白化応答差を規定する要因」というタイトルで, 修士論文を提出しました.
次は2/3(火)の発表会です.

今からパワーポイント作りに取り掛かります!!

2009年1月21日水曜日

ツバル

ツバルでの協議を終え,フィジーに戻ってきました.
以下,はじめて行く方へのツバルお役立ち情報です.
ほかに知りたいことがありましたら,コメントでお聞き下さい.

ツバルお役立ち情報

通貨は豪ドル.予め必要額を換金しておく.(途中寄るフィジーはフィジードル.現地で換金).
ホテルは1泊105豪ドル.シャワーあり(水のみだが日中暖まった水がでる).
各室にイーサケーブルがあり,1日8ドルで利用できる.遅い.海外への電話は困難.
水道は雨水.飲用にはミネラルウォーターを.
電源プラグは「ハ」型のOタイプ.アダプター必要.
ホテルのレストランはメニューが2〜3品で味付けも同じ.島内にはほかに中華レストランが2軒ほど.

直射日光が強烈.日焼け止め.帽子等必須.熱中症に注意する(適度に日陰で休む.水を補給する).
感染症はとくにない.
治安も良好(フィジーはあまりよくない.夜間の1人歩きは避ける).人々もフレンドリー.挨拶は「タロファ!」.調査で人の敷地に入るときは,一言断って.

基本的な日用品は手にはいるが,ハードウェアはほとんどない.調査機材はすべて持ち込むこと.




2009年1月18日日曜日

センター試験

今週末はセンター試験のため大学への出入りが面倒くさかったですね。
ですが入り口で、ティッシュとホッカイロと合格だるまチョコとキットカット(おしるこ味)もらいました。ラッキッキ☆(゚∇゚☆)
今、隣で学科の友人達が今年のセンター地学の問題を解いてみてます。
かなり白熱してます。
あ、いま一問ミスったようです。


いのうえ

2009年1月16日金曜日

ツバルにつきました

3日遅れでようやくツバルに着きました.
明日,明後日は,週末で政府は休みなので,
来週火曜日の昼の便で出るまで,
今日の午後,月曜日,火曜日の午前で,
ツバルとの共同研究について,先方と合意し,
適当なカウンターパートと最低限のラボスペースを見つけ,
3月の調査の準備をしないとなりません..

かやね

2009年1月15日木曜日

まだフィジー

フィジーとツバルの間に,南太平洋収束帯の厚い雲があるとのことで,
飛行機が飛ばず,まだフィジーにいます.
南太平洋大学や SOPAC に行ったり,JICA 事務所でツバル案件の準備をしたり(今日は,フィジーの協力隊員総会があったので,サンゴ礁のレクチャーをしました),メイルで仕事をしたりしています.
明日は飛ぶらしいとの連絡があったのですが..

かやね

2009年1月13日火曜日

Tuval

茅根先生は1月10~21日でツバルへ海外調査中ですヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!
日本からツバルへは最短で3日かかります。
なんでも現地は洪水で飛行機が出なかったとか。。。やっと本日到着?
おつかれさまです。。。


地球惑星連合大会の登録のお話が挙がりました。
なんでも今年度から一般社団法人にレベルアップしたそうですね。
早いとこ登録しなきゃです。

2009年1月10日土曜日

新HP完成!


1/10(土)、茅根研究室の新HPが立ち上がりました。
HPと合わせてブログも開設することになりました。このブログでは学会発表から日々の研究室での出来事まで、様々な内容を更新していこうと思います。

2009年1月8日木曜日

2009年1月8日

今年から新しいプロジェクトが2つ立ち上がります.
これまでの研究同様,皆さんそれぞれの研究とともに,
よい成果をあげられますことを願っています.
よろしくお願いします.

茅根