2010年4月14日水曜日

ツバル有孔虫水槽


 海面上昇で水没の危機にあるツバルは,サンゴ礁の土台の上に,サンゴや有孔虫(ホシズナなど)のかけらが打ち上げられて,標高1〜2mの島を造っています.とくに島の本体は,有孔虫が堆積物の砂の半分から4分の3をしめています. 
 そこで JST-JICA 国際共同プロジェクトでは,ツバルと共同で,有孔虫生育の最適条件を調べ,砂の生産を促進し,生育の場を広げるために,有孔虫の飼育水槽を立ち上げました.
 4月12日に無事水槽のセットアップが終わり,アピサイ首相,天然資源省大臣,環境局長,カウプレ首長,各島選出の国会議員も列席して,水槽のお披露目会が行われました.

水槽全景.外洋側から海水をポンプアップしてろ過後,水槽に流す.

有孔虫飼育水槽.

飼育している有孔虫.

お披露目前に,説明をきくアピサイ首相.

テープカット.向かって右から天然資源省大臣,アピサイ首相,茅根.

水槽の説明.茅根の向かって左はカウンターパートのマタイオ環境局長.

記念撮影.
(茅根 創)